お部屋探しはマーケットアウトで
コーポレートセンター 事業開発室 ・・・ 川辺英彦
昨年の秋、引っ越しをすべく、部屋探しをしました。
ネットでの部屋探しに始まり、内見&内見と、契約に至るまで3ヶ月弱かかりました。辛くもあり、(後から振り返ると、)楽しかった部屋探しは、下記のような流れで進んでいきました。
(1)私の【ニーズ】を【不動産用語】に置き換え。。。
(2)【不動産用語】と、【ニーズ】言葉を混ぜつつ、不動産屋に説明
(3)不動産屋と部屋を回りながら、表層的な【不動産用語】としての要件だけではなく、
本来思っていた私の【ニーズ】も共有し。。。
(4)ようやく自分の好みの部屋を発見!
「1LDK、45平米、徒歩10分、築年数10年以内」といった不動産用語だけでは、自分の【ニーズ】は表現できていません。ワガママな私の場合、とにかく(3)に時間がかかってしまいました。
「広さを感じる1LDKと言ったでしょ。1LDKだけど、天井低いこの部屋はヤダ!」
「ベランダ(テラス)はあるけど、日当たりゼロじゃないですか!観葉植物育てるって言ったのに。」
「街の近くとは言ったけど、スナックが並ぶ一角は勘弁してください。。。」
実際に部屋を見て回り、コミュニケーションを重ねることによって、私の【ニーズ】も、ようやく不動産屋に理解してもらえるように。そして、自分の納得できる物件をポツポツを紹介してもらえるようになりました。そして、契約へ。
皮肉なことに、その部屋は、私が部屋探しを始めていた頃から空いていた部屋です。2ヶ月以上ものすれ違い期間を経て契約までたどり着いていたのです。「はじめから(ニーズについて)わかっていれば、お互いもっと早く、楽に済んだはずでしたね」と不動産屋と笑ってしまいました。
ネットでの不動産検索も盛んな今日この頃、物件のデータベース化も進んでいるようですが、私のようなワガママな消費者の前では、まだまだ物足りません。データベース化が進み、基本的なリサーチが楽になったからこそ、もっと自分の好みにこだわりたい方は多いかと思います。
あらためて、ニーズを理解しあうところからはじめる不動産サービスがあれば、顧客の心をとらえることはもちろんのこと、私の事例のように、事業としての効率性もあがる可能性があるのではないかと思いました。顧客のニーズを前提としているマーケットアウトだからこそ、無駄のない効率的なサービスを実現できる可能性があるように感じられます。
マーケットアウトだからこそ、構造的に、効率的でありつつ、お客様によろこばれるビジネスを創造していきたいと、あらためて決意を固める次第です。