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エムアウトのスタッフから、世の中の具体的な「マーケットアウト」の例を取り上げていきます。
【コラム】マーケットアウトの現場から Vol.10


洋服を買う時に思うこと
アイデクト事業部・・・牛田 賢

季節の変わり目、特に春の晴れた日には、洋服を購入したい気分になります。こだわりが強くなってきたせいでしょうか、年々、自分の気に入った一点を見つけるのに時間がかかる様になってきました。

皆さんは、洋服を購入するとき、何を考えますか。私は改めて考えてみると無意識の内に、店のブランドイメージ、商品の雰囲気・デザイン・価格・サイズ・素材、着まわし度、希少性、過去の購買経験、店員スタッフのサービスレベルetcを比較検討している様に思います。

一般的に、アパレル・ファッション業界では、シーズン毎に最新トレンドを追いかけるため、早い時期に新企画を検討し、数ヶ月前に材料(生地など)を準備し、見込み生産を行うと言われております。
商品の価格設定は、多少見込みが外れても「大丈夫な価格」となっている筈です。いわば「当たるか外れるか」の賭けを行っており、外れた時のロスを消費者に転嫁していると言えます。これは作り手の理屈=プロダクトアウトですね。

プロダクトアウト型の特徴として、作り手本位であることの他に、
ターゲット顧客を一括りに考える (「メリットを顧客に還元する」という概念は無い)
作り手が企画したものを広告宣伝、流通力etcによって販売し、そのためにかかるコストは、(結果として)顧客に転化される。
マーケットの最大公約数的なニーズを対象とし、個別のニーズは無視されがちである。
といったものがあげられます。
これは、現在まで多くの産業において実行されてきたスタイルである、と言えるでしょう。

これに対し、我々が志向しているマーケットアウト型とは、
すべての顧客をターゲットとしない (「メリットを顧客に還元する」ことができない場合は実行しない)
顧客の趣向や要望を商品・サービスに反映させる (供給側の理屈ではなく)
個別対応型である (顧客ニーズは、個々に違うものである)
と言えるのではないでしょうか。

トレンドとしては、既にプロダクトアウト型からマーケットアウト型へのパラダイムシフトが始まっており、そのスピードは今後、ますます加速していくものと思われます。

話は、戻りますが・・・
仮に、私と似たタイプの顧客をターゲットとした場合、何が欲しいかを見つけるところからスタートできる「店」がマーケットアウトを実現できる場、となるのではないでしょうか。
Step1 何が欲しいかを「わからない」お客様に対して、何が欲しいかをわかって頂くサービス
Step2 何が欲しいかを「わかっている」お客様に対して、その欲しいものを提供するサービス
この様なサービスをワンストップで行う店、今後増えるのではないでしょうか・・・。

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