食の世界でのマーケットアウトビジネス
フードデザイン事業部・・・鈴木智也
食べたいと思う食を考えてみると、おいしい味は当然のことながら、
・明日への活力を充電したいときに食べたい食
・誰かの特別の日をお祝いをしたいときに食べたい食
・もっと綺麗になりたいときに食べたい食
・季節を感じたいときに食べたい食
・体調を整えたいときに食べたい食
など、
「○○したい」という、ひとりひとりの願いが込められていることに気づきます。身近に感じるがゆえに、食に対する欲求は非常に高く、『食べたいと思う食』は星の数ほどあるといえるのではないでしょうか。
一方で、食を提供する事業者サイドの世界では、競合との価格競争や商品・サービス競争が非常に激化しています。競争に勝つため、低価格でも利益が出るよう、決して良いとはいえない食材を使う原価低減策や、少しでも売上げを上げるため、小手先の差別化発想で商品開発策を講じている場合が多いといえるのが現状です。
その結果、お客様視点ではなく、『作り手が作りやすい食』を提供してしまうプロダクトアウトの構造に陥りがちであり、お客様ひとりひとりの願いを具現化する食から、作り手の一方的な願いが具現化された食となっている傾向が強いと考えられます。
フードデザイン事業部では、こうしたプロダクトアウトの構造を『お客様が本当に食べたい食』をご提供できる構造へ転換させ、『食の世界でのマーケットアウトビジネス』の創造を目指しています。
具体的には、星の数ほどある欲求にお応えできるよう、お好みによって味付けを選べるようにしたり、具材の入れ替えができたり、あのときあの場所で食べた味の再現ができるなど、提供の構造をディマンドチェーンに改革していくことが必要となっていきます。
クリアしなければならない課題はたくさんあります。逃げずにひとつひとつ、仮説を立て、精度を高めていくこと以外、解決法はありません。
ナンバーワンでなく、オンリーワンのフードデザインをお客様ひとりひとりにお届けしたい。
その想いをチームメンバー全員が共有し、努力し続け、時が経てば実現することを信じて、地道に前に進んでいく。
派手さはなく、直向な積み上げを実践するマーケットアウトビジネスの現場に、今、います。