起業専業企業×マーケットアウト 株式会社エムアウト
マーケットアウト カンパニー エムアウト
会社概要
社長プロフィール
田口 弘 田口弘(たぐち ひろし) プロフィール
1937年岐阜県生まれ。
59年愛知学院大学商学部卒業後、大竹農機
(現大竹製作所)入社。
63年同社を退社し、三住商事設立に参画、 専務に就任。
69年社長に就任。 89年ミスミに社名変更。
94年にミスミ東証二部上場
98年に東証一部上場
社長就任以来、「購買代理店」「マーケットアウト」「持たざる経営」「オープンポリシー」「プラットフォームカンパニー」など、新しい経営概念や新規事業を次々に打ち出し、ミスミを年商550億円の中堅商社に育て上げた。
2002年6月、ミスミ(現ミスミグループ本社)取締役相談役に就任するとともに、2002年10月よりエムアウトにて新たにマーケットアウトビジネスを展開。
96年7月、経済広報センターの企画広告特別賞受賞

著書
隠すな!(日本経済新聞社・1997年)
日本で最高のサラリーを稼ぐ男たちの仕事術(三笠書房・2002年)ほか
田口 弘 語録
【社長語録】ビジネスが成立するための条件

Q: マーケットが求めるものであれば、何でも応えるというのではないと思いますが、何は応えて、何は応えないかという線引きはどう考えるか?


A:: もう25年程も前のことになりますが、ミスミ時代、ある営業マンが大口の特注品の注文を取ってきたことがありました。私はその時、その注文を断ってくるようにいいました。特注品をメーカーさんに造ってもらって、それにマージンを乗せて売るだけでは、ミスミは何の付加価値も創っていないのに、利益だけ取ることになるからです。

 特注品ではなく、標準品はどうでしょうか。当時、お客様である金型メーカーさんが少しずつ造っていた特注品を、ミスミは標準化して標準品を造り、その標準品を量産しました。すると考えられない安い値段で提供することが出来たのです。特注品を標準品に変えて量産することで、ミスミは絶対的な価値を創り、付加価値の高いビジネスモデルが成立していたのです。

 私達が目指すマーケットアウトビジネスは、あらゆるものがマーケットから出発するビジネスです。これまで生産者または供給者側の都合で答えられていなかったマーケットのニーズに答えるビジネスです。
それならば、何でもマーケットや消費者のニーズに答えればいいかといえば商売とはそんな簡単なものではありません。

 我々がマーケットのニーズに答えるためには、それによって新しい価値が創り出され、マーケットに新しい利益を提供できることが必須の条件となります。

 いくらマーケットの強いニーズがあっても、絶対的な価値を創ることが出来ない場合は、そのニーズに答えてはいけないということになります。


Q: 現在のマーケット状況、経済状況をどのように感じられていますか?昨今の状況下、企業としてまずなすべきことはどのようなことでしょうか?

A:: 現在の経済状況を考えると、それは皆さんもご承知の通り、アメリカのサプライムローン問題に始まった世界的な金融危機であり、それは世界的な恐慌にも発展しかねない状況をどう考えるかということだと思います。

 1990年代、欧米に起こった金融ビジネスの発展はすさまじいものがありました。金融業は経済を支える重要なインフラではありますが、その機能を利用して単なる金儲けに走り過ぎたためではないかと思われます。金儲けのために業界全体でバブルを膨らませて、それがこの度いっぺんにはじけた結果が、今日この頃の状況だと考えられます。

 今月のテーマは「ビジネスが成立するための条件」ということですが、ビジネスが成立するためには、それによって絶対的な価値が創られ、それがマーケットに提供されることが必須の条件となります。

 この度の金融危機は金融業界が何ら絶対的な価値を創ることなく、ビジネスをどんどん大きくしたために起こったことだと思われます。

 このことを教訓として私達が肝に銘じなければならないことは、我々がこれから起業する新しいビジネスは「絶対的な価値を創っているか」そして「その価値をマーケットにどれだけ提供できているか」を常に自問しなければならないということです。

 マーケットに提供する利益が大きければ大きいほど、そのビジネスは成長するということだと思います。

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