経験に頼らない。素人の発想が大切。 日本経済が右肩上がりの時代には、終身雇用、年功序列のもとで長い経験が評価されました。現代のような変化のめまぐるしい時代では、長い経験は必ずしも重要ではなく、玄人の見通しや判断よりも、素人の新鮮な発想のほうがよいことがしばしばあります。
企業は市場の変化に連動して組織構造を常に変えていかなければならない。 マーケットは常にどんどん変化していきます。企業はその変化に合わせ、組織構造も連動してどんどん変化させていくべきです。マーケットアウトビジネスにおいては、そういうフレキシビリティのある組織構造を創らなくてはいけません。組織に基づいて仕事をするのではなく、仕事に基づいて組織を創っていかなければならないのです。
競争のないところに進歩、発展はありえない。 「競争は善である」と考えることが、今の日本に求められているのだと思います。 ただ「競争は善である」とするためには、競争がフェアーに行われる必要があり、フェアーに正しく行われるためには、あらゆることがオープンである必要があるのです。
自分のアイディア・発想によって、対会社や対上司ではなく、対顧客に新しい付加価値を提供することが大切である。 企業のための個人から、個人のための企業という概念の転換の中で、個人は自由と自己責任のもと、企業という枠にとどまらず、社会から評価される構造への変化に対応していかなければなりません。マーケットという大きなフィールドを視野に捉えてこそ、はじめて付加価値の創造性が高まり生かされるのです。
会社の利益は、お客様にとっては経費である。 「お客様の視点に立って考えると、会社にとって「利益」と位置づけられていたものが、お客様にとっては「経費」になります。会社が会社自身や株主のために最大化を目指している「利益」とは、お客様からしてみれば、サービスや商品を手に入れるために支払わざるを得ない「必要経費」なのです。マーケットアウトビジネスはお客様の立場に立っていますから、その目的はお客様の利益の最大化ということになります。
どこまでやればいいかはわからない。 ただ、ここまでやる人はいないだろうというくらいやってしまうべきだ。 「どこまで顧客視点に立てば良いでしょうか?」「どこまでコストを下げればよいでしょうか?」といった類の質問を多く受けますが、残念ながらその解は持ち合わせていません。唯一言えるのは、誰もやっていないところまでやるべきだ、ということだけです。
不安定な中に飛び込む経験が、結果として安定を呼び寄せる。 「大企業に入れば、安定した人生が送れる」という神話が崩壊した今、安定とは企業から与えられるものではなく、自ら創り出すものへと変化しています。それは、不安定を乗り越えた結果として生み出されるもの。そう考えると、不安定なこの時代は、実に多くの可能性に満ちていると言えます。
顧客側から自分たちを見ると新しいビジネスが生まれる。
現在展開しているビジネスがうまく行かない場合、そこにはマーケットが拒絶する“なにか”が存在しています。従来の、企業側からの視点で見つづける限り、その“なにか”は見えてきません。顧客側に立って自社のビジネスを見つめたときに、初めて見えなかった“なにか”が見えてくるものだと思います。
マーケットアウトビジネスとは、真に顧客の立場に立ち、 顧客視点で顧客ニーズを理解し、マーケットの利益を最大化しつづけることである。
マーケットアウトビジネスとは、単にビジネスモデルのことを指すわけではありません。刻々と変化する顧客ニーズを捉え、対応しつづけること。それがマーケットアウトビジネスの本質です。
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