最近、家ではテレビで細木数子の番組をよく見ている。若い人には結構人気なのだそうだ。それは何故だろうか。
団塊ジュニア以降の若年層は幼いときから豊かさが当たり前で、我々のように「食うために頑張らねば」という経験がない。従って、リスクを出来るだけ避けて、受身に徹する気質が強いという。細木数子が独断的に宣託を下す「決めつけられたい」という受身気質に人気があるようだ。
要するに決断力がない人が増えているのではないかと思われる。しからば、決断力とはなんぞや。
それはコインを投げて表か裏かを決める蛮勇でもないし、絶対に正しい100点満点の決断などあろう筈もない。学校で100点満点を取ってきた人は、社会に出てからも100点満点を求める。しかし、そんなものは実業の世界にはない。
我々が仕事をしていく上で、絶対必要なことは、決断することではなくて、常に決断が揺れないことではないかと思う。いくら即断即決でも、言うことがちぐはぐでは信用されない。
常に揺れない決断を下すには、常に一定の方向を示す羅針盤を持つことです。
大きくは、その人の人生観であり、仕事観であり、時代の方向観のようなものでしょうか。
マーケットアウト、持たざる経営、オープンポリシーなどはそういった羅針盤の一つではないかと思う。