今年のエムアウトの方針として、「実績重視」をあげた。エムアウトは社長の私が、どちらかというと、ビジョナリーでコンセプチュアルなマネジメントが得意なため、ビジョン、コンセプトはいいが、どうも実績が伴わない企業体質になってしまっているのではないかという反省があり、今年の方針は「実績重視」ということになった。
ビジョンやコンセプトを重視すると、実績が疎かになり、実績を重視するとビジョンやコンセプトが疎かになると考えがちですが、そうではないと思う。
マーケットのニーズ、ウォンツによってビジョンやコンセプトが出来、一つの新しいビジネスモデルが出来上がったとしても、それはあくまでも仮説であり、こちらの勝手な構想です。それを一つ一つ実績に落とし込み、実績に変えることで、リアリティのある、足が地についたビジネスモデルが創られるのです。
実績はマーケットの意志であり、ニーズです。たとえばAという商品が沢山売れたということは、マーケットがそのAという商品を欲しがっており、その対価を払ってでも欲しいというマーケットの意志であり、ニーズなのです。従って実績に基づくということは、マーケットの意志に基づくということです。
マーケットアウトビジネスは、マーケットの意志に基づいて創るビジネスです。実績を伴わないビジネスは、マーケットアウトビジネスではなく、こちらの一人よがりな思い込みにすぎない。実績を伴って始めて、マーケットアウトビジネスということになります。
しからば、どの程度の実績が必要なのかということが重要になります。それは、マーケットもメーカーも、そして我々も利益を出して、成長できるだけの実績ということになります。そのようなビジネスモデルを構想し、一つ一つ実績に落とし込んでゆくのが、我々起業専業企業の仕事ではないでしょうか。