起業専業企業×マーケットアウト 株式会社エムアウト
マーケットアウト カンパニー エムアウト
ビジネスコンセプト〜本当に欲しいものってなんだろう?
田口 弘 語録
2008年6月
【社長語録】「マーケットアウトの成功事例」と「評価できるプロダクトアウトビジネス」

Q:マーケットアウトの手法を取っている他社の成功事例はありますか?

A:「プロダクトアウトからマーケットアウトへ」という場合、それはあくまでも相対的な概念で、ここまでがプロダクトアウトで、ここからがマーケットアウトだというはっきりした区別がある訳ではありません。

それに私たちのいう「プロダクトアウトからマーケットアウトへ」という方向は特別なものではなく、世の中のビジネスは今、プロダクトアウトからマーケットアウトの方向へどんどん動いていると考えていいと思います。従って、一般的にその業界で「勝ち組」といわれる企業は、そうでない企業より、その重心をマーケット寄りに移した企業だといっても過言ではありません。

具体的な企業を上げるとすれば、「成長期」の「セブンイレブン」当時の社長であった鈴木敏文氏の言動はまさに我々のいうマーケットアウトの発想であり、私たちも大変勉強になっていました。

百貨店業界の「勝ち組」に「伊勢丹」があります。この企業はマーケットアウトの発想の大変強い会社として知られています。象徴的なことを一つあげると、一般的には百貨店の各フロアのことを売り場といいます。しかし、伊勢丹では「買い場」というのだそうです。売る側から見れば「売り場」になりますが、消費者側から、すなわち買う側から見れば「買い場」ということになるからです。
常に買う側の視点で商売が行われている証拠です。

またメーカーでは花王の商品開発はまさにマーケットアウトなシステムになっています。従ってヒット商品になる確率が非常に高いのではないかと思われます。その他、ヤフーやグーグル、アマゾンなど新しいIT産業はすべからく、マーケットアウトの発想から生まれたものだと思われます。


Q:プロダクトアウトの企業でも、評価できる実存する企業はありますか。あるとすればそれはなぜですか。

A:プロダクトアウトからマーケットアウトへという場合、全てのビジネスがマーケットアウトビジネスに変わってしまうわけではありません。例えば工作機械やプラント、原材料や研究開発コストが大変高額になる商品、サービス、ソフトなどトータルコストのうち生産コストのウエイトが高いものは生産者を中心としたシステム、すなわちプロダクトアウトビジネスの方がずっと有利になります。

それに対して、生産コストのウエイトよりも流通コストのウエイトの高いもの、又はサービスコストのウエイトが高いものは、恐らくすべてマーケットアウトビジネスに変わって行くと思われます。
従ってプロダクトアウトビジネスの方が有利な商品、業界は沢山ありプロダクトアウトビジネスは確実に今後も存在し、発展するものと思われます。

ただ世の中の動きは「ものばなれ時代」「サービス時代」「知価社会」など、ものでない部分がどんどん大きくなっていますから、マーケットアウトビジネスの範囲が益々拡がっていることは確かです。

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