Q: ベンチャー企業の成長は経営者の視点の大きさ次第であり、中長期的に見れば、ここで大きく差が出てくると思います。視点を大きく持ち続けるため、もしくは視点を大きく持てるように成長するために、日々やること、もしくは考え方の転換のポイントはあるのでしょうか。
A: 自分はチームの一員であり、チームは会社の一部であり、会社はその業界の一部、業界は日本の一部、日本は世界の一部である。
自分を中心にどんどん範囲が広がっていきます。大局観とはこの広い全体の動き、大勢を的確につかんでいるということです。視点を大きく持つということは、この大局観の範囲が広いということです。大局観の大局が広ければ広いほどその中の自分自身を的確に捉えることが出来るのです。
よく「井の中の蛙、大海を知らず」といいますが、私はむしろ「井の中の蛙、自分自身を知らず」だと思います。大きな世界を知らないと自分自身を的確にポジショニングできない。自分自身のポジショニングがわからなければ、どちらに進めばよいのかもわからない筈です。すなわち成長できないということになります。
従って、視点を大きく持つためには、出来るだけ多くのことを学び、出来るだけ多くのことを経験しなければなりません。ここで多いというのは時間的に多い、回数が多いということではなく、質的に中味が濃いという意味です。そのためには何事も真剣に立ち向かうこと、逃げずに真正面から挑戦する姿勢が必要なのではないでしょうか。