会長メッセージ

【会長語録】「大局観を身に付けるためには」

1.「大局観を身に付けるためには」

Q 大局観はどのようにして身につくのでしょうか。何かの習慣を積み重ねて行けば身につくものでしょうか。


A  
【1】 大局観 とは。

大局観とは、元々囲碁、将棋、チェスなどのボードゲームで的確な形勢判断をする能力として、生まれた言葉ですが、今ではあらゆる物事の全体の動きや形勢について正しい見方、及び判断をすることをいいます。
「俯瞰(ふかん)で見る」と言いますが、高い所から見下ろす形で全体を見ることをいいます。そうすることで全体の状況を掌握することです。


【2】  大局観を身に付けるためには。

大局観を身に付けるためにはどんなことが必要でしょうか。一般的に考えられていることを上げてみましょう。

(1) 物事を多面的に複眼で捉えること。
物事には多面的な面があります。タテマエとホンネ、オモテとウラ、メリットとデメリット、上司の意見と部下の意見、お客様の意見と生産者の意見など、物事を出来るだけ多面的に捉える必要があります。一方的な判断は間違いのもとです。

(2) 中長期的視点で考える。
目の前の利益やメリットだけではなく、常に中長期の視点で物事を考える事です。
そのためには 「時代の流れ」 を読むことが必要です。
「ハードからソフトへ」、「アナログからデジタルへ」、「ものの時代からサービスの時代」「高度な情報化社会の進展」など時代の流れを読んで物事を考える事です。

(3)常に本質を考える。
色々な事件や現象がおきていますが、それらを単なる事件として、一つの現象として見るだけでなく、その根本にはどんな問題や変化があるのかを常に考えることが必要です。
例えば「アメリカにトランプ大統領が出現」という現象の根本的な問題はどこにあるのだろうか。 「英国のユーロ離脱」などと同じくその根本には「進展する格差社会問題」や「移民問題」などがあるなどと考えて見ることが必要だということです。


【3】  企業に於ける大局観。

「着眼大局、着手小局」という言葉があります。 私達が日頃行う仕事は、ほとんどが小局的なことが多いです。着手小局です。しかし、その小局は大局観によって正しい小局でなければなりません。
大局観によって正しい小局が積重なれば大局が動くということになるのです。
そう考えて来ると、企業に於ける大局観とは、その企業のビジョンでありコンセプトだということになるのではないでしょうか。
 エムアウトグループのビジョンは、「マーケットアウト」 ということです。
従って、エムアウトグループの仕事の大局観は「マーケットアウト」ということになります。
今やっている仕事は常に「マーケットアウト」の発想になっているか、「マーケットアウト」の形になっているか、を常に意識して行うことが必要です。
そのためには先ず、マーケットアウトとは、プロダクトアウトビジネスからマーケットアウトビジネスへということはどんなことかを理解し、自分のものにすることから始めなければなりません。

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