会長メッセージ

【会長語録】「マーケットアウトビジネスの人材採用について」

1.マーケットアウトビジネスの人材採用について

マーケットアウトの企業における「人材採用」はどういう人を採用したらいいのでしょうか。また、どのように考えればいいのでしょうか。

A     私達は「いいものを創って売る」プロダクトアウトビジネスから、「お客様が欲しいものを創る」マーケットアウトビジネスへ発想を転換することによって、新事業開発を行っています。
このマーケットアウトビジネスにおける人材採用をどう考えたらいいか、という質問です。
そのことについていくつか考えてみましょう。

【1】   人材採用では明確な差別化はありません。

マーケットアウトの考え方を十分にわかっている若い人はまだ多くはいないと思います。
そういうマーケットアウターを採用することは難しいと思います。従って一般的な人材採用と同様にに優秀なビジネスマンや優秀な技術者を採用すればいいと思います。 強いて言えばプロダクトアウトビジネスの営業で大変苦労した人を採用すれば、マーケットアウトビジネスの理解が早いのではないかと思います。

【2】  人材採用ではなく、入社後の人材育成。

問題は人材採用ではなく、入社後のマーケットアウト人材の育成がポイントになります。
マーケットアウトビジネスの考え方を徹底的に叩き込むこと。特に「on the job training」での育成が重要になります。頭で覚えるのではなく、実践で身体で覚える人材育成が最も効果的です。

【3】  マーケットアウトの考え方は奥が深い。

「プロダクトアウトビジネス(生産者基点ビジネス)からマーケットアウトビジネス(消費者基点ビジネス)へ」と、「言うは易し、行うは難し」です。繰り返し、マーケットアウトビジネスに挑戦し、成功や失敗を経験し、ノウハウを蓄積しなければなりません。
日本には高度成長時代に創られたプロダクトアウトビジネスが、まだ沢山残っていて今も動いているのです。従ってまだまだマーケットアウトの考え方でやれることは沢山あり、奥は深いと思われます。

【4】  マーケットアウト=マーケティング。

マーケットアウトビジネスとは、「マーケットの利益の最大化を目指すビジネス」です。
マーケティングとは、「お客様の付加価値を生み出すための活動であり、機能である」と言われています。そう考えるとマーケットアウトは、マーケティングと同じ方向を示していると思います。新事業開発に関してはマーケットアウトの方が、マーケティングよりもわかり易いのではないかと思われます。

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