会長メッセージ

【会長語録】「働き方改革について経営者としてどう思うか」「マーケットアウトビジネスが成功している企業とは」


Q.

【1】  昨今の働き方改革によって、働きやすい時代になってきたと思いますが「働き方改革」について経営者としてはどう思いますか?
【2】  マーケットアウトビジネスが成功している企業とは、どんな企業だとお考えですか?


A      今回は二つの質問に一つの資料から考えてみたいと思います。
      下の表は世界の企業の時価総額ベストテンを10年前と現在を比較したものです。

003.png

(注1)QUICK・ファクトセットのデータから作成。
(注2)−は2007年以降上場の為、比較できない。
(注3)囲みはIT企業。


【1】上記の「世界企業時価総額ベストテンの推移」より読み取れること。

 (1)10年前は、資源関係(エクソンモービル、ペトロチャイナ、ロイヤル・ダッチ・シェル)や銀行(シティグループ、バンク・オブ・アメリカ、中国商工銀行)などが中心でしたが、現在は7社がAIやビッグデータ、IOTを武器に新市場をつくり出すIT企業に変わってきました。高度情報化社会が急速に発展していることがわかります。

 (2)IT企業の時価総額は、従来の資源、銀行、製造業に比べてかなり高くなっています。それはその企業がマーケットに提供する絶対的付加価値が大きく、しかもスケールメリットにより、より大きく広がって行くという期待があるからです。

 (3)この5月には世界の時価総額は76兆6000億ドル(8426兆円)に達し、2年ぶりに最高額を更新しました。このことは、これから生まれる新しいビジネスモデルに投資マネーが流れ込んでくるということです。新しい絶対的付加価値を創出する新しいビジネスモデルを創ることが、わが国の成長戦略にとって、必須の条件になると思います。


【2】「働き方改革」について(質問【1】)

「働き方改革」は、安倍政権が「一億総活躍社会」の実現を目指して「働き方改革」が始まりました。少子高齢化に歯止めをかけ、多様な働き方を実現するために、これまでの働き方を見直す必要があるからです。
安倍政権の成長戦略として強力に進めて欲しいと思います。
そのために民間企業の経営者は、世界企業時価総額ベストテンの推移で見て来た様に、マーケットに提供する絶対的付加価値が大きい、新しいビジネスモデルをどんどん創ることが必要です。それがないと安倍政権が進める「働き方改革」は成功しないのではないでしょうか。


【3】マーケットアウトビジネスに成功している企業とは。(質問【2】)

マーケットアウトビジネスは、マーケットの利益の最大化を目指すビジネスです。
従ってマーケットに提供する絶対的付加価値が大きく、それが更に拡がって行く、新しいビジネスモデルを創った企業がマーケットアウトビジネスとして成功した企業です。
今、急激に成長している企業は、ほとんどがマーケットアウトビジネスとして成功した企業だと考えていいと思います。


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