会長メッセージ

【会長語録】「インターネットとマーケットアウト」「スポーツとマーケットアウトビジネス」



Q1:インターネットとマーケットアウト
「インターネットを使わずに、マーケットアウトとして成功している企業はありますか。マーケットアウトビジネスにインターネットは必須なのでしょうか。」


A1: インターネットやマーケットアウトビジネスについて、基本的なことから考えてみましょう。


【1】 インターネットについて。

情報化社会が益々発展し、AI(人口知能)やIOTによる第4次産業革命が進んで、インターネットは益々なくてはならないものになります。あらゆるものがつながることで、新しい付加価値が生まれる社会になるからです。

【2】 マーケットアウトビジネスについて。

プロダクトアウトビジネスからマーケットアウトビジネスへの変化は、特殊なビジネスについていっているのではなく、今、あらゆるビジネスがプロダクトアウトからマーケットアウトへと変化しているということです。
最近、成功したスタートアップカンパニーは、ほとんどがマーケットアウトな企業だと考えられます。
アマゾン、ウーバー、エアービー&ビー、エムスリー、スタートトゥデー、カカクコムなど全てマーケットアウトビジネスだと考えていいと思います。


従って、質問の答えとしては、最近、インターネットを使わずに、マーケットアウトビジネスに成功している企業は、私の知る限りないと思います。


A2:我が国のスポーツ産業の可能性について考えてみたいと思います。


【1】 日米のスポーツ産業の比較
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スポーツは人々に大きな感動を与えるという点で将来はさらに大きな産業に発展する可能性を持っています。米国ではこの20年間でスポーツ産業が飛躍的に伸び、自動車産業をも凌駕する産業に成長しています。
 一方、わが国ではスポーツは「コストセンター」だと考えられ、スポーツは金のかかるものだという意識がありました。今やスポーツはコストセンターではなく、「プロフィットセンター」としてとらえ、積極的なスポーツマネジメントを行う時代になって来たと思われます。


【2】 サッカーのJリーグ。バスケットのBリーグの発展。

プロ野球はまだスポーツが「コストセンター」であった時代に、企業がチームを所有し、スポーツを応援することで企業の知名度を高めるために行われていました。
 それに対し、サッカーのJリーグやバスケットのBリーグは地域のサポーター、ファンをマーケットにしたマーケットアウトビジネスに成功した実例だと思います。


【3】 わが国のスポーツ産業発展の道。

わが国のスポーツ業界、スポーツがコストセンターだった時代の業界は、かなり古い体質を持っているものと思われます。革新の方向は、プロダクトアウトな体質をマーケットアウトな体質に転換することだと思います。そういうイノベーターが出現することを願っています。


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