会長メッセージ

【会長語録】「エムアウトの目的とモチベーション」「真のマーケットアウターになるために為すべきこと」



Q1:エムアウトの目的とモチベーション
  「エムアウトという会社を経営するにあたり、会長は何を成し遂げようとしているのでしょうか。
   会長の働く原動力、モチベーションは何なのでしょうか。」


A1: この質問には二つの質問に分けて考えてみたいと思います。
(1) エムアウトは何を成し遂げようとしているのか。
(2) 会長は何のために働くのか。そのモチベーションは何か。

【1】 エムアウトは何を成し遂げようとしているのか。
それは 「マーケットアウトという発想の転換によって、スタートアップカンパニーを量産す るスタートアップ・ファクトリーを成し遂げたいと考えている。」

理由(1) わが国にはいまだに戦後の高度成長時代に出来上がったプロダクトアウトビジネスがたくさん残っていて、わが国の発展の妨げになっています。このプロダクトアウビジネスを時代に適応したマーケットアウトビジネスに転換することによって、わが国経済の活性化、生産性の向上に貢献しようと考えているのです。

理由(2) アメリカではスタートアップが数多く育っています。なぜならシリコンバレーを中心にアメリカ全体がスタートアップを育てるエコシステムになっているからです。
一方、わが国ではスタートアップのためのノウハウの蓄積が行われず、依然として成功の確率が低く、スタートアップのプロが育っていません。従ってスタートアップ のプロを育成し、スタートアップのプロ集団、即ちスタートアップファクトリーを創り出したいと考えています。


【2】 私は何のために働くのか。そのモチベーションは何か。
私の親戚にアメリカ生活の長い甥がいまして、私が65歳でミスミをやめてエムアウトを立ち上げた時、「伯父さんは、なんで遊んで人生を楽しまないの」と言われたことがあります。
65歳まで一生懸命働いて、遊んで暮らすだけのお金もあるのに、なんで働くのかというのです。
私は今年の2月で81歳になります。この年齢の人たちは日本が第2次世界大戦に負けて、戦後の貧しい時代に喰うために一生懸命働いて、やがて日本は驚異的な高度成長をはたしました。
そういう時代を経験した年代の人達は、働いて成果を出すことが、いかに素晴らしいことかを感じて成長しました。従って、遊ぶことより仕事をする方が面白い、自分を更に成長させるものだと考えたと思います。
私にとっては、お金が出来たのは、遊ぶためではなく、好きな仕事が出来るためだったのだと思います。



Q2:真のマーケットアウターになるために為すべきこと。
「採用した人材をマーケットアウト人材に育成する場合、マーケットアウトビジネスの考え方を徹底的に叩き込むこと、実践で体で覚えることが大切だとわかっていても、教える側がマーケットアウトを本当に理解しているのか不安になる時があります。真のマーケットアウターになるために、為すべきことはありますでしょうか。」



A2:真のマーケットアウターになるために為すべきことをいくつか考えてみましょう。

【1】実践で経験を積むこと。
質問にもあるように、頭でわかっているうちは本当にわかったことにはなりません。
実践で経験を積むことで体で覚える機会を出来るだけ多く、つくることが必要です。

【2】成功事例を研究すること。
最近のスタートアップの成功事例は、ほとんどがマーケットアウトビジネスです。
その事例を研究し、マーケットアウトがどのように行われたかを理解すること。
マーケットアウトのケーススタディを皆と やってみるとよいと思います。

【3】メンバー同士がよりマーケットアウトであるためには、どうすべきかを議論する習慣をつける。
何か問題が起きた時など、よりマーケットアウトであるためにはどんな方法があるのか、どんな戦略があるのか、を常に議論して、結論を出し、実行することを習慣づけることです。それをPlan−Do−Seeでコントロールします。

【4】皆んなに、わかり易く説明するために、どうしたらいいかをしっかり考えること。
私は皆さんからの質問に対して、それをわかり易く説明するためには、どのようにしたらいいかを、かなり時間をかけて考えます。わかり易く説明するためには質問されたことについて、自分自身が十分に、わかっていないと、わかり易く説明することは出来ません。そのために私は質問の内容を徹底的に整理し、答えを考え、自信のあるものにするために色々と勉強する時間をとっています。結果として、私は皆さんに、わかり易く説明するために、自分自身が大変な勉強をさせてもらっていると思っているのです。


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