会長メッセージ

【会長語録】「貯蓄」か「投資」か



Q: 世間は緩やかに「貯蓄」から「投資」へ時代は流れている中、会長でしたら
   「貯蓄」と「投資」どちらを薦めますか。また、その理由を教えて下さい。

    

A:  今、「貯蓄」か「投資」か と問われれば、明らかに「投資」の時代になってきました。
   まずその理由をいくつか見てみましょう。

【1】 フランスの経済学者トマ・ピケティ氏の著書「21世紀の資本」は日本でもべストセラーになり
ました。

ピケティ氏の主張は、世界に於いて株や不動産、債券などに投資することで財産は増えていく。 
こうした財産の成長率は、給与所得者の賃金が上がる率よりも、常に高くなっている。財産の成長率が賃金の
成長率を上回っていることを約15年もの歳月をかけて、世界の税務データを収集して、実証しました。


【2】 ゼロ金利時代の到来。
最も金利が高かった、高度成長時代の1991年の1年物定期預金金利は5.78%。仮に1億円貯蓄すれば 5,780,000円の年利となり、1家族が十分生活することが出来ました。今は1年物定期預金金利は、0.041%ですから、1億円貯蓄しても年間 41,000.円にしかなりません。

【3】 ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイが世界の時価総額ランキングで初めて6位に入ってきました。

【4】 ソフトバンク(株)、18年ぶり高値圏 − 10兆円ソフトバンク・ビジョン・ファンドの成果。
10兆円ファンドの業績が明かになってきました。同ファンドの事業利益が2399億円と、ソフトバンクの国内通信事業の2217億円を上回って、稼ぎ頭となってきました。

以上のように、これからは貯蓄より投資です。
しかし、貯蓄は増えない替わりに、リスクもありません。投資は大きく増やすことが出来ますが、なくなってしまうリスクがあります。
従って、投資が有利になるためには、その企業が大きく成長する企業かを見極める目利き力(めききりょく)をつけることが必要です。
目利き力をつけた人にとってのみ、投資が有利ということになります。
目利き力のための学習、あるいは経験を経て、独自の目利き力を開発出来ればいいのではないかと思います。
 いずれにしろ、一生、安定した人生を送りたい人は貯蓄を、波乱万丈な人生を送りたい人は投資ということになるのではないでしょうか。



  


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